このメモを渡した後、何が起きるか

― 主治医意見書までの流れ ―

主治医に生活状況メモを渡すと、「このあと、どうなるの?」と不安になる方が多いです。
ここでは、メモを渡した後から要介護認定までの流れを、順番に整理します。

1. メモは「参考情報」として保管・確認される

まず知っておきたいのは、
👉 メモ=その場で返事をもらうものではない
ということ。
多くの場合、

  • 受付で預かる
  • 電子カルテに要点が入力される
  • 医師が後で確認する

という流れになります。
診察中にすぐ触れられなくても、「読まれていない」わけではありません。

2. 市区町村から医師へ「主治医意見書依頼」が届く

介護保険の申請後、市区町村から医師へ正式な依頼が届きます。
このタイミングで医師は、

  • 診療記録
  • これまでの経過
  • 家族・本人からのメモ

をあわせて確認します。
👉 メモは、ここで効いてきます。

3. 医師が主治医意見書を作成する

医師は、決められた様式に沿って、

  • 身体の状態
  • 認知面の評価
  • 医療的な配慮の必要性

などを記入します。
ポイントは、

  • メモの内容が
    「家での様子」として反映される
  • すべてが書かれるわけではない
  • 医師の医学的判断が優先される

という点です。

4. 主治医意見書は「本人や家族には渡らない」

ここ、意外と知られていません。

  • 意見書は
    市区町村に直接提出される
  • 原則、本人・家族は内容を見られない

👉 「ちゃんと書いてくれたかな?」と不安になりやすいところです。
※自治体によっては、開示請求で確認できる場合もあります。

5. 認定調査(聞き取り調査)が行われる

主治医意見書とは別に、認定調査員による聞き取りがあります。

  • 本人の状態確認
  • 日常生活の様子
  • 介助の必要性

👉 ここでも、メモと同じ内容を伝えるのが大切です。
主治医意見書と認定調査、両方がそろって判断されます。

6. 一次判定 → 二次判定 → 認定結果

流れは次の通りです。

  1. コンピュータによる一次判定
  2. 介護認定審査会による二次判定
  3. 要支援・要介護度が決定

結果は、申請から原則30日以内に通知されます。

よくある不安Q&A

Q. メモを渡したことで、医師に嫌がられませんか?

👉 ほとんどありません。
むしろ、

  • 生活状況が分かって助かる
  • 判断材料になる

と受け取られることが多いです。

Q. メモの内容と違う結果になったら?

  • 主治医意見書だけで決まるわけではない
  • 認定調査との総合判断

という点を知っておくと、気持ちが楽になります。

Q. 追加で伝えたくなった場合は?

  • 認定調査時に伝える
  • 市区町村の窓口に補足する

「一度出したら終わり」ではありません。

まとめ|メモは「静かに効く」

  • その場で反応がなくても心配しない
  • 市から依頼が来たときに活用される
  • 認定調査とセットで考える

主治医に渡したメモは、目立たないけれど、確実に役立つ存在です。

🔗 主治医意見書について全体像を知りたい方はこちら

コメント