介護保険の申請をするとき、避けて通れないのが**「主治医意見書」**です。
でも実際には、
- どうやって頼めばいいの?
- 家族が直接お願いしていいの?
- 遠距離介護でも大丈夫?
と迷う方がとても多いところ。
この記事では、主治医意見書を依頼する流れと、家族が知っておきたいポイントをまとめます。
主治医意見書とは?
主治医意見書は、介護認定のために、市区町村が医師に依頼して作成される書類です。
- 病名・既往歴
- 心身の状態
- 認知症の有無
- 医療的な配慮が必要かどうか
などが記載され、認定結果に大きく影響します。
※本人や家族が書くものではありません。
主治医意見書の依頼は「誰が」「いつ」する?
基本の流れ
- 本人や家族、地域包括支援センター等から市区町村に介護保険を申請
- 申請書に「主治医名・医療機関名」を記入
- 市区町村から主治医へ直接依頼
- 医師が意見書を作成・提出
👉 家族が医師に直接「意見書を書いてください」と依頼する必要はありません。
ただし、事前に一言伝えておくとスムーズです。
申請前にやっておくと安心なこと
1. 主治医を決めておく
- 定期的に通っている医師
- 日常の様子をある程度把握している医師
が望ましいです。
「最近かかっていない」「複数の科に通っている」場合は、
一番状態を把握している医師を選びます。
2. 主治医に事前に伝えておく(重要)
必須ではありませんが、とても大事なポイントです。
伝えたい内容の例:
- 介護保険を申請する予定であること
- 日常生活で困っている具体的な様子
- 認知症症状や家での変化(あれば)
伝え方の例(電話・受診時)
「介護保険の申請を考えていて、市から主治医意見書の依頼が行くと思います。
家では○○のような状況があり、参考にしていただければと思いまして…」
※医師がすべてを診察室で把握しているとは限りません。
遠距離介護の場合の依頼方法
遠距離介護でも、流れは同じです。
- 申請:家族や高齢者支援センターが代理申請可能
- 主治医意見書:市区町村 → 医師へ直接依頼
遠距離ならではの工夫
- 電話で医療機関に一報入れる
- 文書やメモで生活状況を伝える(対応可否は医療機関による)
👉 「家での様子が伝わらないまま進むこと」のリスクをよく見かけます。
よくあるつまずきポイント
「まだ早い」と言われた
医師が「まだ介護保険は不要」と考えているケースもあります。
ただし、
- 生活上の困りごと
- 家族の負担
- 今後の見通し
を含めて判断するのが介護保険。
**「介護が必要かどうかを判断するための申請」**だと伝えると理解されやすいです。
主治医がいない場合は?
- 最近通院していない
- かかりつけ医がない
場合でも申請は可能です。
その場合は、
- 市区町村に相談
- 認定調査のみで判断
- 必要に応じて医師の診察を案内される
という流れになります。
主治医意見書は「結果を左右する書類」
要介護認定は、
- 認定調査(聞き取り)
- 主治医意見書
この2つで決まります。
どちらか一方に情報が偏ると、実態より軽く判定されることもあります。
まとめ|家族ができるのは「つなぐこと」
- 主治医意見書は市区町村が依頼する
- 家族が直接お願いするものではない
- でも、事前に状況を伝えておくことがとても大切
- 遠距離介護でも工夫次第で対応できる
介護保険の申請は、「支援を受けるための第一歩」。
迷いながらでも、一つずつ進めて大丈夫です。

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